〈本多正信〉家康の怒りを一言で解いた

家康が近習を激しく叱責しているところに現れ「何にお腹立ちか」と問うて場を和ませた、家康が暴言を吐きかけた口をとっさに手で塞いだ——など主君を諫める逸話が複数伝わる。『葉隠』(聞書)や江戸期逸話集に類話が見えるもので個別の史実性は薄いが、「家康に率直に物を言えた唯一の側近」という同時代的評価の反映として読める。

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