〈本多正信〉遺言「政を三年は変えるな」

家康の死後、急いで政治を変えれば人心が動揺するとして、三年間は法度・仕置を改めないよう説いた、という。初出は未詳で、『武野燭談』等の江戸期逸話集や後世の通俗書に流布した出典未詳の伝承である。『論語』学而篇の「三年父の道を改むる無きを孝と謂う」を下敷きにした後世の作話の可能性がある一方、家康没後の幕政が大きな断絶なく移行した史実とは響き合う。

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