〈本多正信〉加増を固辞し「三万石以上は受けるな」と遺訓
生涯玉縄2万2千石(一説1万石)以上を受けず、秀忠にも正純の加増を控えるよう願い、正純には「三万石まではお受けせよ。それ以上は決して受けてはならぬ。受ければ必ず禍が降りかかる」と戒めたという。初出は『藩翰譜』『武野燭談』等の江戸期逸話集。所領が権勢に比して異例に小さかったことは事実で逸話の核には実態があるが、具体的文言は正純改易(1622)という結末を知ったうえでの予言譚的脚色の可能性が高い。
生涯玉縄2万2千石(一説1万石)以上を受けず、秀忠にも正純の加増を控えるよう願い、正純には「三万石まではお受けせよ。それ以上は決して受けてはならぬ。受ければ必ず禍が降りかかる」と戒めたという。初出は『藩翰譜』『武野燭談』等の江戸期逸話集。所領が権勢に比して異例に小さかったことは事実で逸話の核には実態があるが、具体的文言は正純改易(1622)という結末を知ったうえでの予言譚的脚色の可能性が高い。