〈荒木久左衛門〉降伏交渉「尼崎・花隈を渡せば妻子助命」

天正7年11月19日、講和条件を受けて開城し、津田信澄が本丸を接収したことは『信長公記』巻十二に明記され、フロイス『日本史』も交渉の存在を伝える。玉砕でも無条件降伏でもない条件交渉をまとめた実務力は確かだが、条件の履行は自分の手中にない村重の決断に懸かる、構造的に危うい約束だった。

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