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「〈大谷吉継〉茶碗回し——三成が膿の落ちた茶を飲み干した」の逸話はどこまで史実か — 初出史料・異説・後世の脚色を検証する

なぜこの問いか

大谷吉継にまつわるこの逸話は、図鑑では「伝説」としていますが、根拠となる史料と異説までは示せていません。読者が「本当にあった話か」を自分で確かめられるようにしたい。

図鑑の現在の記述・確認してほしい点

図鑑の現在の記述(区分: 伝説): 友情美談の代名詞だが、同時代史料にも江戸期史料にも見えない。確認できる最古の文献は福本日南『英雄論』(1911)で、しかもそこで飲み干したのは三成ではなく秀吉である(本郷和人氏・渡邊大門氏の指摘)。司馬遼太郎『関ヶ原』(1966)が三成に置き換えて広めたとみられる、近代生まれの逸話。 確認してほしい点: この話が最初に現れる史料はなにか(同時代史料か、後世の編纂物か)。別の説や否定説はあるか。 図鑑の区分・本文に直すべき点があれば、根拠とともに提案してください。

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