〈九戸政実〉偽りの降伏勧告と二の丸の撫で斬り

「開城すれば助命する」との勧告後の殺戮という筋書きは長らく軍記・伝承レベルだった。だが1995年、九戸城二ノ丸大手門近くの発掘で首のない人骨十数体分が殺傷痕・刺突痕とともに出土。2008年の東北大学医学部再鑑定で「撫で斬りの犠牲者(斬首された女性を含む)」と結論づけられた(『骨が語る奥州戦国九戸落城』)。本丸整地層の焼土・銃弾も落城時の焼き討ちを裏付ける。伝承が考古学で証明された稀有な例である。

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