〈佐久間信盛〉19ヶ条の折檻状 — その中身

『信長公記』巻13所収。骨子は「天王寺在城5年、功績なし」(第1条)、「戦わず調略もせず持久策は武者の道に反する」(第2条)、光秀・秀吉・池田恒興・柴田勝家との比較(第3〜4条)、7ヶ国与力の特別待遇への批判(第7条)、旧領での蓄財(第8〜9条)、家臣を養わない吝嗇(第10・14条)、刀根坂の口答え(第11条)、信栄への非難(第12・15条)、「30年奉公して比類なき働きが一度もない」(第16条)、三方ヶ原の「見殺し」(第17条)、そして「敵を平らげ会稽の恥を雪ぐか、討死せよ」(第18条)、「さもなくば親子とも頭を丸め高野山に隠遁し赦しを乞え」(第19条)。原本は現存しないが、内容が具体的で状況と整合的なため実在の文書とみるのが通説。ただし第16条は桶狭間・稲生・若江城などの実績と矛盾し、信長の激情による誇張と評価される。

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