〈松永久秀〉「梟雄・三悪人」像はこうして作られた
同時代人の評価は「有能な吏僚・文化人・大和の支配者」であり、「稀代の悪人」評は同時代には確認しにくい。江戸期に『足利季世記』『常山紀談』『絵本太閤記』などが悪行譚を集積し、幕藩体制の「忠義」の価値観の中で下剋上の体現者が「三悪人」に造形された(天野忠幸氏)。2010年代以降の研究で見直しが進み、大河ドラマ『麒麟がくる』(2020)の久秀像にも反映された。
同時代人の評価は「有能な吏僚・文化人・大和の支配者」であり、「稀代の悪人」評は同時代には確認しにくい。江戸期に『足利季世記』『常山紀談』『絵本太閤記』などが悪行譚を集積し、幕藩体制の「忠義」の価値観の中で下剋上の体現者が「三悪人」に造形された(天野忠幸氏)。2010年代以降の研究で見直しが進み、大河ドラマ『麒麟がくる』(2020)の久秀像にも反映された。