〈伊達輝宗〉『伊達輝宗日記』— 戦国大名自筆日記の奇跡

天正2年(1574)の1年間を綴った自筆の日次記「天正弐年御日日記」が仙台市博物館に現存する。戦国大名当主本人の自筆日記は全国的にも極めて稀で、上井覚兼日記と並び称される最重要級の同時代史料。天気を主題に、茶湯、能、軍馬の品定め、合戦の首級数まで当主の生活が多面的にわかる。一方で梵天丸(政宗)への言及は一度もなく、公事中心・私事希薄という戦国大名の記録感覚も読み取れる。輝宗再評価の基盤である。

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