〈戸沢盛安〉増水した大井川を泳ぎ渡った
「一夜たりとも遅参してはならぬ」と提灯を掲げて渡河し、濡れたまま「羽州角館の住人戸沢治部大輔参陣仕る」と名乗り、感心した秀吉が太刀(備前兼光とも)を与えた——出典は『戸沢家譜』『新庄古老覚書』。金谷と島田で秀吉と行き違いになる筋立てを含め物語として整いすぎており、忠義譚として潤色された可能性が高い。
「一夜たりとも遅参してはならぬ」と提灯を掲げて渡河し、濡れたまま「羽州角館の住人戸沢治部大輔参陣仕る」と名乗り、感心した秀吉が太刀(備前兼光とも)を与えた——出典は『戸沢家譜』『新庄古老覚書』。金谷と島田で秀吉と行き違いになる筋立てを含め物語として整いすぎており、忠義譚として潤色された可能性が高い。