〈木村重成〉新妻・青柳との今生の別れ

出陣前に別れの盃を交わし、死後、身重の青柳は男児を産んで出家し、一周忌を終えて自害した——という悲恋譚。青柳の名も盃も『難波戦記』系統・講談で語られるもので一次史料になく、実際の妻は織田長孝の娘とする説、後妻が再嫁したと記す大村藩「新撰士系録」もある。物語としての完成度の高さ自体が、後世の造形を示唆する。

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