〈大野治胤〉『葉隠』の「灰になっても斬りかかった」

火が消えた後、遺骸を検分しに近づいた者の脇差を引き抜いて一突きし、直後に灰と崩れた——初出は『葉隠』(1716年頃成立。名を「大野道賢」と記す)。物理的にあり得ない怪異譚で史実性は皆無だが、処刑から百年後の武士社会で治胤の最期が「執念の武人の死に様」として語り継がれていたことを示す。なお「熱くないと強がった」という類の文言は初出文献を確認できず、出典未確認。

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