〈成田甲斐〉「巴御前・板額御前と並ぶ女武者」

板額御前は公的史書『吾妻鏡』に武技が記録される稀有な例だが、甲斐姫はむしろ巴御前型 — 実在の核(氏長の娘・秀吉側室)はあるが武勇の具体像は物語由来である。『関八州古戦録』(1726)の「評判の娘」が『成田記』(1814)で武勇の姫となり、明治の講談、平成の『のぼうの城』『戦国無双3』で全国区の戦うヒロインが完成した。

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