〈後藤基次〉負け戦でも髷を落とさなかった
城井谷崩れの敗戦後、頭を丸めて如水に詫びる家中でひとり従わず「負け戦の度に髷を落としていたら生涯毛が揃わぬ」と言い放ったという。従軍・敗戦・長岩城での瀕死の重傷は『黒田家譜』等で史実だが、発言の初出は江戸中期の逸話集『明良洪範』。先に頭を丸めた長政が面目を失い確執の遠因になった、という筋立ては後世の解釈である。
城井谷崩れの敗戦後、頭を丸めて如水に詫びる家中でひとり従わず「負け戦の度に髷を落としていたら生涯毛が揃わぬ」と言い放ったという。従軍・敗戦・長岩城での瀕死の重傷は『黒田家譜』等で史実だが、発言の初出は江戸中期の逸話集『明良洪範』。先に頭を丸めた長政が面目を失い確執の遠因になった、という筋立ては後世の解釈である。