〈木村重成〉首実検で香が薫り、家康が感嘆した

首から伽羅が香り、月代も美しく、家康が「死地に臨む武将の嗜み」と誉めたという名場面。二木謙一『大坂の陣』も紹介する著名な逸話だが、渡邊大門氏は「どこまで本当かは不明」と明言する。首を葬った彦根(井伊家・安藤家)側の伝承として伝わり、同時代史料での確認は取れていない。「美化された若武者」像形成の縮図である。

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