〈丹羽長秀〉「腹を切って寄生虫を取り出した」最期

死去(1585年4月16日)と死因「積寸白」(寄生虫による腹病。胃癌説も)は『多聞院日記』等の同時代記録で確認できる史実。一方、自ら腹を切り「石亀のような虫」を取り出して秀吉に送ったとする話は『川角太閤記』『太閤記』『豊臣秀吉譜』など江戸期編纂物が典拠で、細部は史料ごとに食い違う。『甲子夜話』続篇は竹田家伝来の「虫」の実物を実見したと記すが、これも由緒書由来。宮本義己氏は病態を反映した説話化と評価する。確実なのは寄生虫性の腹病による病死まで。

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