〈大谷吉継〉友情に殉じて負け戦に参じた
「友情一元論」は江戸軍記から司馬文学へと増幅された物語化。石畑匡基氏は慶長4年の宇喜多騒動で調停役の吉継の頭越しに家康が介入した件に不信の芽を見出し、西軍参加を吉継自身の政治判断とみる。外岡慎一郎氏も吉継を独立した政治主体として描く。友情の実在(『宗湛日記』)まで否定する必要はない。
「友情一元論」は江戸軍記から司馬文学へと増幅された物語化。石畑匡基氏は慶長4年の宇喜多騒動で調停役の吉継の頭越しに家康が介入した件に不信の芽を見出し、西軍参加を吉継自身の政治判断とみる。外岡慎一郎氏も吉継を独立した政治主体として描く。友情の実在(『宗湛日記』)まで否定する必要はない。