〈蒲生氏郷〉「銀の鯰尾兜」で自ら先陣に立った

「わが軍には銀の鯰尾兜で先陣に進む者がいる。負けぬよう働け」の台詞は幕末編纂『名将言行録』が初出で信頼性は低い。一方、小牧・長久手の役で氏郷の鯰尾兜に敵弾が3発当たった記事は『氏郷記』『勢州軍記』にあり、陣頭指揮のイメージ自体は近世初期から存在。現存する伝氏郷所用の兜(岩手県立博物館蔵)は形式的には燕尾形で、実像と伝承がずれている好例。

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