〈黒田官兵衛〉土牢に幽閉され、藤の花に希望を見た

幽閉自体は同時代状況から確実。だが「土牢」「藤の花」を裏付ける一次史料はなく、幽閉詳細の初出は死後80年以上を経た貝原益軒『黒田家譜』。劣悪な土牢描写は大正5年の金子堅太郎『黒田如水伝』に由来するとの指摘(天野忠幸氏)がある。しかも黒田家は父の代に既に藤巴紋を許されており、「幽閉時の藤が家紋の由来」は成り立たない。

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